2018年にLINEが個人向けローンサービスのLINEポケットマネーを開始すると発表し、2019年9月からiPhoneでもAndroidでも利用できるようになり、2020年現在、ラインポケットマネーはさらに利用者を拡大しています。
そこまで大々的にテレビCMなどの広告をしていなかったこともあり、知名度はまだそこまでありませんが、最近になってお金を借りる手段として、LINEポケットマネーの名前が出始めています。
そこで、LINEポケットマネーってどうなの?本当に良いの?と申込するかどうか迷っている人のために、LINEポケットマネーのメリット・デメリットを辛口で完全解説します!
また、実際にやってみたLINE Score(ラインスコア)も公開します。LINEポケットマネーでお金を借りるかどうか考えている人は是非参考にしてみてください。
目次
- 1 簡単に言うとLINEポケットマネーはこんな商品
- 2 実際にLINE Score(ラインスコア)を試してみた!
- 3 LINEポケットマネー審査落ちた人はもう借りれないのか?
簡単に言うとLINEポケットマネーはこんな商品
この記事を長々と読むのが面倒な人のために、LINEポケットマネーの内容を最初に書いておきます(笑)
ラインポケットマネーとは
- 申込から審査、借入までアプリで簡単にできる
- LINEアカウント・LINE Pay(LINE Money)アカウントに登録が必要
- 融資はLINE Payにチャージされる
- LINE Payから現金で出金するには登録銀行口座へ振込かセブン銀行から出金可能
- 審査時間は1日~3日程度かかるため、すぐに借りれない
- 自宅への郵送物はなしで借りることができる
- 金利は年3.0%~18.0%なので消費者金融並みに高い
- 在籍確認が取られない場合もある
上記を見れば、LINEポケットマネーがどんな商品かすぐに分かると思いますが、一応それぞれ説明していきます。
LINEポケットマネーは申込・審査・借入まですべてアプリで完結
LINEポケットマネーは、申込から審査、借入まで全てアプリで完結することができます。(※LINEポケットマネーはスマートフォンからしか利用できません)
お金を借りるアプリは、大手消費者金融を中心に非常に便利で人気になっていますが、申込・審査・契約・借入までアプリで完結するのは、大手消費者金融とLINEポケットマネーぐらいです。
銀行カードローンのアプリは、残高照会や本人確認書類のアップロードがメインになっており、申込はできますが、アプリで借入することはできません。
その点、LINEポケットマネーはスマホのみで借入まで完了するので非常に便利です。お金借りるアプリの詳細は下記関連記事で詳しく解説しています。
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LINEアカウント・LINE Pay(LINE Moneyアカウント)に登録が必要
LINEポケットマネーを利用するには、LINEカウントはもちろん、LINE Pay(LINE Money)のアカウントも必要になります。
まず最初にLINE Score(ラインスコア)をしますが、それはLINEアカウントからしかできません。
また、融資金はLINE Payにチャージされますので、LINE PayのLINE Moneyアカウントも必須となります。LINE Payには、本人確認なしのLINE Cashと、本人確認が必要なLINE Moneyに分かれますが、LINEポケットマネーは、LINE Moneyのアカウントが必要です。
LINE CashとLINE Moneyの違いってなに?
LINE CashとLINE Moneyは利用できる範囲が大きく違います。
項目 | LINE Cash | LINE Money |
オンライン決済 | 〇 | 〇 |
送金 | 送金依頼のみ | 送金が可能 |
割り勘 | 割り勘依頼のみ | 割り勘が可能 |
外貨両替 | × | 〇 |
韓国ATM両替 | × | 〇 |
銀行口座への出金 | × | 〇 |
銀行口座へ振込 | × | 〇 |
チャージ残高上限額 | 100,000円/1回 | 1,000,000円/1回 |
LINECashはLINE Payに登録した直後のアカウントになり、店舗やオンラインショッピングサイトなどの決裁はやLINE Payの基本的なサービスは問題なく利用することができます。
しかし、割り勘や送金などのサービスが利用できず、残高上限も最大10万円までになります。
一方、LINE Moneyは銀行だと思ってもらえば分かり易いです。送金や外貨両替、銀行口座から現金の出金も可能です。
LINE Payに登録後はLINE Cashになっていますが、LINE Moneyに移行するには、本人確認をするだけです。
本人確認の方法は以下の2通りありますが、どちらか1つで本人確認すればOKです。
※以前までは郵送による本人確認方法もありましたが、2020年2月14日をもちまして、受付停止となっています。
本人確認方法
- 銀行口座で本人確認
- スマホでかんたん本人確認
銀行口座で本人確認する方法
銀行口座で本人確認する方法は、自分名義の銀行口座をLINE Payと連動させればOKです。
LINEPayと連動可能な銀行
みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、楽天銀行、イオン銀行、ゆうちょ銀行、りそな銀行、じぶん銀行、ジャパンネット銀行、その他地方銀行
主な都市銀行はほとんど登録が可能になっています。
銀行口座を登録すると同時に本人確認が完了しますので、LINE Moneyに急ぎで移行したい人は銀行口座での本人確認をおすすめします。
スマホでかんたん本人確認
スマホで本人確認するには、以下の3つを行う必要があります。
- 本人確認書類の撮影
- 顔の撮影
- 本人情報の入力
本人確認書類は以下の6種類が利用可能となっています。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 在留カード
- 運転経歴証明書
- 特別永住者証明書
- ※日本政府発行のパスポート
※2020年2月4日以降に申請したパスポートは「所持人記入欄」がないため利用不可なので注意。
運転経歴証明書とは?
運転免許証を自主返納した方や運転免許証の更新を受けずに失効した方は、運転経歴証明書の交付を受けることができます。ただし、自主返納後5年以上又は運転免許失効後5年以上が経過している方や、交通違反等により免許取消しとなった方等は運転経歴証明書の交付を受けることができません。平成24年4月1日以降に交付された運転経歴証明書は、運転免許証に代わる公的な本人確認書類として、利用することができます。
(引用元:運転経歴証明書について│警察庁WEBサイト)
運転免許証等は厚み撮影も必要
運転免許証やマイナンバーカード、在留カードなどの、カードタイプの身分証明書の場合、1.表面の撮影、2.裏面の撮影、3.厚みの撮影の3枚の写真を撮る必要があります。
これはカラーコピーなどで免許証の偽装をさせないためです。また、写真がぼやけていたり、身分証明書全体が映っていなかったりしても本人確認不可になりますので、写真を送る前に必ず確認しましょう。
融資はLINE Payにチャージされる
LINEポケットマネーの特徴として、融資はすべてLINE Payにチャージされます。
一般的なカードローンでお金を借りる場合、自分の銀行口座に融資金が振込されるか、ローンカードやスマホを使ってセブン銀行などの提携ATMから出金しますが、LINEポケットマネーはカード発行がなく、融資金はLINE Payにしか入金(チャージ)されません。
そのため、クレジットカード等の引落しで、銀行口座に預入する必要がある場合は、LINEPayから銀行口座に振込する必要があります。
現金で出金するには登録銀行口座へ振込かセブン銀行から出金
LINEポケットマネーはLINEPayにチャージされるため、現金が欲しい場合は、登録の銀行口座に振込をして、登録銀行口座から出金するか、セブン銀行から出金するかの2通りになりますが、LINEPayから出金するには1回あたり220円の手数料がかかります。
これがラインポケットマネーの最大のデメリットとも言えます。
大手消費者金融や銀行のカードローンの場合、銀行振込で融資を受ければ、同じ金融機関で時間帯にもよりますが、手数料無料で出金することが可能です。
また、ローンカードを使って出金する場合でも、銀行カードローンならコンビニ等の提携ATM手数料は無料が一般的ですし、消費者金融でもプロミスやSMBCモビットは三井住友銀行の提携ATM手数料が無料となっています。
カードローン | 手数料無料ATM |
三井住友銀行カードローン | 三井住友銀行、セブン銀行、ローソン銀行、Enet、ゆうちょATM、三菱UFJ銀行(店舗外ATM) |
楽天銀行スーパーローン | セブン銀行、ローソン銀行、Enet、イオン銀行、三井住友銀行、みずほ銀行 |
三菱UFJ銀行カードローン(バンクイック) | 三菱UFJ銀行、セブン銀行、ローソン銀行、Enet |
プロミス | プロミスATM、三井住友銀行 |
SMBCモビット | 三井住友銀行 |
アコム | アコムATM |
そのため、他のカードローンで仮に10万円を借りた場合、10万円の現金を手にすることが可能ですが、LINEポケットマネーは、LINEPayから現金で出金する場合、必ず220円の手数料が必要になりますので、10万円借りても現金で10万円出金することができないのです(事前に220円チャージしておけば可能)。
そして、LINEPayから出金する場合、1日あたりの限度額も決められています。
銀行 | 1日の出金上限 |
LINE Payと連携している銀行 | 1日100万円まで |
セブン銀行 | 1日10万円まで |
三菱UFJ銀行 | 1日10万円まで |
セブン銀行と三菱UFJ銀行ではLINEPayからの出金が1日最大10万円しかできません。もし20万円やそれ以上の金額を出金したい場合、他の銀行の登録が必要になります。
LINEポケットマネーの審査時間は1日~3日かかるため、すぐに借りれない
LINEポケットマネーの審査は約1日~3日程度かかります。
銀行カードローンは2018年から申込者を警察庁データベースに照会することが義務付けられ、警察庁からの回答が最短でも翌日になるため、銀行カードローンは申込当日に本審査結果を知ることができません。
即日融資の取りやめは、借り手の情報を警察庁に照会する仕組みを導入して、暴力団員ら反社会的勢力との取引排除を徹底するのが狙い。運用が始まれば、融資審査には数日かかるようになるという。
(引用元:「即日融資」を停止、銀行カードローン縮小へ│産経ニュース-2017年9月15日)
しかし、貸金業者の消費者金融やクレジット会社は警察庁データベースの照会は行っていませんので、審査はもちろん、融資も最短即日で可能になっています。
特に消費者金融大手のプロミスは、申込から借入まで最短1時間融資も可能になっていますが、LINEポケットマネーは貸金業者にもかかわらず、審査時間が1日~3日程度と、大手消費者金融に比べるとかなり遅いです。
業者 | 審査時間 | 融資時間 |
LINEポケットマネー | 1日~3日程度 | 1日~4日程度 |
プロミス | 最短30分 | 最短1時間 |
アコム | 最短30分 | 最短即日 |
レイクALSA | 最短15秒 | WEBなら最短60分融資も可 |
楽天銀行スーパーローン | 最短翌営業日 | 最短翌営業日 |
イオン銀行カードローン | 1日~3日程度 | 郵送含め1週間程度 |
もし、申込当日に借入したいのなら、LINEポケットマネーでは即日融資ができないため、大手消費者金融に申込みする必要があります。
LINEポケットマネーは自宅への郵送物なしで借りることができる
これは先ほども書きましたが、LINEポケットマネーはカード自体の発行がありませんので、契約はネットで完結することから、自宅への郵送物なしで借りることができます。
このため、同居の親や配偶者に内緒で借りたい人にはおすすめできます。
三菱UFJ銀行バンクイックのようにテレビ窓口(ローン契約機)がない銀行カードローンは、必ず自宅にローンカードを送ってきますが、大手消費者金融はカードレス対応になっている業者が多く、カードレス対応であればWEB契約であっても、郵送物なしで借りることができます。
業者名 | WEB契約で郵送物なしの借入 |
LINEポケットマネー | 〇 |
プロミス | 〇 |
アコム | × |
SMBCモビット | 〇 |
レイクALSA | 〇 |
三井住友銀行カードローン | × |
楽天銀行スーパーローン | × |
みずほ銀行カードローン | × |
大手消費者金融のプロミスやレイクALSA、SMBCモビットはアプリから申込、審査、契約、借入がすべてでき、しかも郵送物なしで借りることも可能です。
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金利は年3.0%~18.0%なので消費者金融並みに高い
LINEポケットマネーは金利が年3.0%~18.0%なので、アコムやSMBCモビット、アイフルと同じ金利になっています。
一般的に上限金利18.0%はカードローンでは高い金利になります。
業者 | 金利 |
LINEポケットマネー | 年3.0%~18.0% |
みずほ銀行カードローン | 年4.0%~14.0% |
三井住友銀行カードローン | 年1.5%~14.5% |
楽天銀行スーパーローン | 年1.9%~14.5% |
ジェイスコア | 年0.8%~15.0% |
オリックス銀行カードローン | 年1.7%~17.8% |
プロミス | 年4.5%~17.8% |
アコム | 年3.0%~18.0% |
アイフル | 年3.0%~18.0% |
SMBCモビット | 年3.0%~18.0% |
LINEポケットマネーは在籍確認をとらない!?
ネット上の口コミ等で、LINEポケットマネーからお金を借りたが、勤務先の在籍確認を取られなかったという書き込みが多々ありますが、基本的に在籍確認は取られると思っておいた方が無難です。
ネット上にある口コミの信憑性は低く、たまたまその人が外出や席を外していた時に在籍確認の電話が入った可能性があります。
そもそも、保証会社が付いていない貸金業者で100%在籍確認を取らない業者などあり得ません。
確かに、電話での在籍確認ではなく、書面等で在籍確認をする場合もありますが、書面も含めて在籍確認を一切しないのは、貸付する側として非常にリスクが高いのです。
信用情報や申込者の属性、収入証明書等で在籍確認を取らなくても貸付可能な人は確かにいます。
しかし、それを判断するのはLINEポケットマネーの方であり、こちらが予想できることではないのです。
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実際にLINE Score(ラインスコア)を試してみた!
LINEポケットマネーは予めLINEScore(ラインスコア)に登録することで、ある程度の仮条件結果が表示されます。
LINE公式ブログには、申込条件としてラインスコアが201点以上の方と記載してあるため、ラインスコアが200点以下の人は申込ができません。
そこで、実際に管理人がどれぐらいのラインスコアがでるのか、実際に試してみました。
ラインスコアは、ライフスタイルに関する15の質問に答えることによって点数化されます。
本人確認やLINE家計簿を継続して使うことで点数を上げることができると書いてあります。
管理人がラインスコアをやってみたところ、697点になりました。ちなみに他社借入は無しです。
LINEポケットマネーの仮条件は年利3.5%、限度額50万円と出ました。しかし、これはあくまで仮条件です。LINEポケットマネーでは仮条件でかなり低金利の結果が出たのにもかかわらず、本審査結果は高い金利だったという情報も多く有ります。
もし本当に仮審査結果の年3.5%の金利で借りれるのならば、はっきり言って自動車ローンよりも安い金利帯になります。
管理人は仮審査結果でやめてしまったので、実際にいくらの金利で借りれるのか、後日追記したいと思います。
LINEポケットマネー審査落ちた人はもう借りれないのか?
LINEポケットマネーは審査がありますので、すべての人が借りられるわけではなく、当然審査に落ちる人もいます。
LINEポケットマネーの審査通過率は公表されていないため、どれぐらいの人が審査に通るのかはっきりと分かりません。
しかし、消費者金融と同じ上限金利18.0%であれば、銀行カードローンよりは審査に通りやすいことが予想されます。
大手消費者金融の審査通過率が40%~47%程度(月によって変動あり)のことから、まだ新しいLINEポケットマネーの審査通過率は大手消費者金融よりも低いと考えられます。
管理人の個人的見解では、LINEポケットマネーの審査通過率は30%~35%程度ではないかと思います。
大手消費者金融よりも審査は厳しめと考えられることから、LINEポケットマネーの審査に落ちたとしても、大手消費者金融で借りられる可能性は充分にあります。
LINEポケットマネーはラインスコアを基準にして審査をしていることから、大手消費者金融と審査基準も違います。
もし審査落ちしたなら、一度大手消費者金融に申込みしてみることをおすすめします。
管理人おすすめの大手消費者金融
消費者金融業者 | 金利(実質年率) | 限度額 | 融資時間 |
プロミス |
年4.5%~17.8% | 最高500万円 | 最短1時間 |
アコム |
年3.0%~18.0% | 最高800万円 | 最短即日 |
SMBCモビット |
年3.0%~18.0% | 最高800万円 | ※最短即日 |
レイクALSA |
年4.5%~18.0% | 最高500万円 | ※WEB申込なら最短60分融資も可 |
※SMBCモビットの最短即日融資は申込の曜日、時間帯によって翌日以降の取扱となる場合があります。
※レイクALSAの最短60分融資は、21時(日曜日は18時)までのご契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で当日中にお振込みが可能です。一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。